小さい頃、寝る前にお母さんが読んでくれた話-糖果屋(ヘンゼルとグレーテル)-ま
だ覚えています。父母によって森林に捨てられてしまう兄妹の悲しさが、幼かった私にはまだよく理解できず、子供を食べてしまう魔女がどれほど怖かったかも
忘れてしまったのは、きっと純粋な心が「糖果屋(おかしの家)」の三文字に魅きつけられてしまったからでしょう。当時、物語や絵本に出てきた挿絵は、どれ
も子供が思い描くものと同じ、クッキーの屋根、透きとおる氷砂糖の窓、そして大きかったり小さかったりのキャンディーで飾り付けられているおかしの家で、
それは私の目を惹きつけ、想像力をかきたてるものでした。
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